【魔法の杖はない】SIerから社内SEへの転職で転職エージェントを利用する際のポイント【エージェントだって営業マン】
こんにちは、ゆるふわ社内SEのシャナイセです!
私はもともと独立系SIerのPMをやっていて、毎日終電で働いていました。
今は事業会社の社内SEとしてゆるく働いています。
SIerで人間として扱われない生活はもう限界…
転職しないと一生こんな生活が続くのか…
わかります。
疲れきった40代、50代の先輩をみていると、絶望感しかないですよね。
私も絶望するたびに、夜な夜な転職サイトで社内SEの求人をチェックする日々でしたが、なかなか一歩が踏み出せずにいました。
そして転職サイトの登録まで踏み出せても、結局、納得いく求人に出会えず、また同じ日々が戻ってきました。
幸運にも、最終的には転職エージェントを利用してうまく社内SEへの転職に成功したので、当時のポイントを振り返って、皆さんにシェアしたいと思います。
イメージに近い企業の求人をあらかじめ何社か調べておく
自分が転職したい企業の条件について、はっきりと言語化できる人はあまりいないのではないでしょうか。
例えば、転職して給料が下がるのは妥協しなきゃとは建前では思っていても、心のどこかの本音ではやっぱりある程度は欲しかったり、
残業したくないと思っていても、企業側からやる気がない奴と思われたくなくて、エージェントに上手く伝えられなかったりする人もいるのではないでしょうか。
あやふやな自分のイメージをエージェントが具現化してくれて、思わぬ隠れ求人を紹介してくれる、という甘い期待は持たない方が良いと思います。
むしろイメージに合わない求人をたくさん紹介されて、それを断り続ける事になり、心理的なストレスが高くなります。
「この求人に応募したいです、この求人に惹かれたのは、おそらくこういう自分の価値観があるからだと思います」
ということを具体的な求人をもとに共有したほうが、エージェントにも伝わりやすく、イメージに近い他の企業を紹介してくれやすくなります。
イメージに近い企業を自分で探して、イメージに合わない企業は、(心苦しいですが)きっぱりと拒否していきましょう。
拒否ばかりでは転職する気を疑われますが、応募したい企業があるうちは、エージェントもサポートしてくれるはずです。
いつかは転職したい、という段階では、エージェントを利用しない方が良い
転職サイトに登録すると、電話での連絡があります。
連絡を受けると必ず「会って話をしましょう」ということになります。
面談をするといくつか求人を紹介されるので、その後はその求人を応募する、もしくは、断るの繰り返しです。
「本当に行きたい求人が紹介されるまで、のんびりと待っておこう」
という考えだと失敗します。
なぜなら、3ヶ月くらいの間、エージェントが紹介してくる求人を断り続けることと、状況確認の電話に対応するのが、かなり面倒くさいからです。
そして、それ以上の期間が過ぎて動きがない場合は、エージェントからの求人紹介もなくなりますので、結局めぼしい情報は得られなくなります。
転職する気なし、と見なされるからですかね。
エージェントの立場から考えてみても、転職する可能性がある顧客にどんどん力を割いて、成約した方がいいに決まってますよね。
転職サイトに登録しなくても、ある程度の求人はサイトから自分で検索できます。まだ見ぬ非公開求人に過度な期待を持つよりも自分のイメージに近い求人をエージェントに持って行けるようになるまでは、登録は待った方が良いです。
エージェントは何社も掛け持ちしない方が良い
複数のエージェントと掛け持ちして、一番合う会社を絞り込んだ方が良い、という考えもあるかもしれませんので、これは、人によるかもしれません。
私には、会社の業務に加えて、エージェントとのやり取り、職務経歴書の記入、応募企業との面接を行うとなると、かなりハードでした。
ちなみに私は、DODAしか使っていません。
DODAが最強といっているわけではなく、たまたまイメージに合った求人をDODAが扱っていたからです。
リクナビエージェントにも登録しましたが、仕事が忙しすぎて面談日を忘れ、ドタキャンしてしまうという、社会人としてあり得ない失態を犯してしまいました。
複数のエージェントを利用する際は、一度に掛け持ちするよりも、イメージに近い求人を見つけて、順番に利用していく形のが良さそうです。
なんにせよ、漠然と掛け持ちするのは、私はお薦めしません。
さいごに
転職といえば、まずはエージェントに登録、というイメージがあるかもしれませんが、社内SEのように求人にムラがあるような職種では結局、失敗してしまうこともあります。
とにかく転職!という方でなければ、今回のポイントを参考にしていただければ嬉しいです。
私の書いた記事が、少しでも、システム業界で疲弊している皆さんの手助けになればと思います。
読んでいただきありがとうございました。
シャナイセ